「STORES決済を申し込みたいけれど、審査に通るか不安」「オープン日に間に合うのか、どれくらい日数がかかるのか知りたい」——開業準備の終盤で、こんな心配をしている方は少なくありません。決済が使えないままオープン日を迎えるのは、なんとしても避けたいですよね。
この記事では、STORES決済の申込みから利用開始までの流れ、日数の見立て方、事前に用意しておきたい書類・情報、審査で確認されやすい一般的なポイントを、2026年8月時点の公開情報をもとに整理しました。手続きがうまく進まなかったときの選択肢もまとめています。
これからサロン・整体院・教室などを開業する方で、「申し込む前に段取りをはっきりさせておきたい」という方に向けた記事です。
結論:STORES決済の審査基準は公開されていません。整えられるのは「準備」の側
先に、いちばん知りたいところからお答えします。
STORES決済にかぎらず、キャッシュレス決済サービスの審査基準は、どの会社も具体的な項目や通過率を公表していません。カード会社・決済ブランド側の基準も関わるため、「この条件なら通ります」と言い切れる情報は公式にも第三者にも存在しない、というのが実情です(2026年8月時点)。
そこでこの記事では、審査が厳しい・緩いといった評価はしません。かわりに、申し込む方が実際にコントロールできる部分——申込み情報の正確さ、必要書類の準備、開業日からの逆算スケジュール——に絞って整理します。ここを丁寧にやっておくと、「書類の不備で差し戻しになり時間を無駄にする」という事態は避けやすくなります。
手数料や入金の仕組みを先に確認しておきたい方は、STORES決済の手数料・入金サイクル完全ガイドからどうぞ。
STORES決済の申込みから利用開始までの流れ【5ステップ】
STORES決済の申込みはオンラインで完結し、店舗に営業担当が来たり書類を郵送でやりとりしたりする必要は基本的にありません。大まかな手順は次の5つです。
1. 公式サイトからアカウントを作成する(メールアドレスとパスワードで登録) 2. 申込みフォームに事業情報を入力する(屋号・所在地・事業内容・代表者情報・振込先口座など) 3. 本人確認書類などをアップロードする(画面の案内に従って提出) 4. 審査結果の連絡を待つ(登録したメールアドレス宛に届きます) 5. 決済端末(カードリーダー)を購入し、初期設定して利用開始
ポイントは、端末が届いて初期設定を終えるまでが「導入完了」だという点です。審査が終わった瞬間から決済できるわけではなく、そのあとに配送と設定の時間が乗ります。ここを見落とすと、オープン日にぎりぎり間に合わない、ということが起こりがちです。
月額固定費はかからず、初期の出費は決済端末の購入代金のみです。申込み自体は無料で、手続きはオンラインで完結します。審査結果を見てから端末を買うか判断できるので、まだ迷っている段階でも、先に申込みだけ進めておくと選択肢が広がります。
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導入までにかかる日数の目安と、開業日からの逆算

「で、結局何日かかるの?」というのが一番知りたいところだと思います。
正直にお伝えすると、審査の所要日数は申込み内容や提出書類の状況、混み合う時期かどうかによって変わります。数日で結果が出たという声もあれば、追加の確認が入って2週間ほどかかったという声もあり、一律に「◯日です」とお伝えできる性質のものではありません。最新の目安は公式サイトの案内でご確認ください。
そのうえで、開業準備のスケジュールは次のように余裕を持って積み上げておくのが現実的です。
| 工程 | 見ておきたい期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 申込み情報の入力・書類準備 | 1日 | 書類がそろっていれば当日で完了 |
| 審査(結果連絡まで) | 数日〜2週間程度 | 申込状況・確認事項の有無で変動 |
| 端末の購入・配送 | 数日 | 審査結果のあとに進みます |
| 初期設定・テスト決済 | 半日 | 端末とスマホのペアリング作業 |
合計すると、オープン日の3週間前には申込みを済ませておくと気持ちに余裕が持てます。開業日が決まっている方は、内装や什器の発注と同じタイミングで動かしてしまうのがおすすめです。
逆に「来週オープン」という段階なら、現金とすでに使える決済手段でスタートし、STORES決済は後追いで導入する進め方も十分ありです。
申込み前に準備しておきたい書類・情報チェックリスト
審査そのものはコントロールできませんが、「書類の不備で止まる」時間のロスは準備で防げます。キャッシュレス決済の申込みで一般的に求められることが多いのは、次のような情報です。
- 代表者の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど。有効期限内かを確認)
- 屋号・店舗の所在地(Webサイトや看板の表記とそろえておく)
- 事業内容の説明(何を、いくらで、どのように提供するか)
- 売上の振込先口座情報(事業用口座があればそちらが望ましい)
- 店舗やサービスが確認できるページ(ホームページ・SNS・予約ページなど)
- 法人の場合は登記に関する情報
書類はスマホで撮影して提出する場面もあるので、文字がはっきり読める写真を用意しておきましょう。四隅が切れていたり光が反射して読めなかったりすると、再提出で数日ロスすることがあります。
なお、実際に必要な書類は申込み画面の案内が正です。上のリストは「事前にそろえておくと慌てない」ためのもの、と考えてください。
STORES決済の審査で確認されやすい一般的なポイント
ここからは、キャッシュレス決済の申込み全般で確認されやすいと言われている観点です。基準そのものは非公開なので、あくまで「準備の方向性」として読んでください。
事業の実態がわかる情報が整っているか
決済サービス側は「どんなお店が、何を販売しているのか」を確認します。ホームページやSNS、予約ページにメニューと価格、所在地、営業時間、問い合わせ先が載っていると、事業内容が伝わりやすくなります。開業前でSNSしかない場合でも、メニューと料金を投稿しておくだけで印象は変わります。
申込み情報と公開情報が一致しているか
屋号の表記ゆれ(「サロン ○○」と「○○salon」など)や住所の番地違いは、意外とよくあるつまずきです。フォームに入力する内容と、Web上に出している情報をそろえておきましょう。
取り扱う商品・サービスが対応範囲内か
決済サービスには、規約上取り扱えない商品・サービスのカテゴリがあります。申込み前に利用規約の該当箇所へ一度目を通しておくと安心です。サロン・整体・教室といった一般的な対面サービスであれば、通常は問題になりにくい領域です。
連絡が取れる状態になっているか
審査の途中で確認の連絡が入ることがあります。メールの受信設定(迷惑メールフォルダ)と電話番号が正しいかを確認しておきましょう。連絡に気づかず数日たっていた、というのが一番もったいないパターンです。
STORES決済の費用【2026年8月時点】
審査と並んで気になるのが費用面ですよね。申し込む前に全体像も押さえておきましょう。
※以下は2026年8月時点の公開情報です。料率・条件は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 決済端末(カードリーダー)の購入代金のみ |
| 月額固定費 | なし |
| クレジットカード(VISA / Mastercard) | 3.24% |
| クレジットカード(JCB / American Express / Diners Club / Discover) | 3.74% |
| 交通系電子マネー | 1.98% |
| QRコード(WeChat Pay) | 3.24% |
| 入金サイクル | 月末締め・翌月20日払い(手動での入金申請も可) |
| 振込手数料 | 10万円以上は0円 / 10万円未満は200円 |
月額固定費がかからないので、売上が立たない月はコストもかからないのが開業直後にはありがたいところです。交通系電子マネーの1.98%は他社と比べても低めの水準で、交通系ICでの支払いが多い立地とは相性がよいと言えます。
他社の手数料も横並びで見比べたい方は、サロンのキャッシュレス決済手数料を比較にまとめてあります。
向いている人・向いていない人と、手続きが進まないときの選択肢

STORES決済が向いている人
- 月額固定費をかけずに始めたい方。端末代のみでスタートでき、使った分だけ手数料がかかる形です
- 交通系電子マネーの利用が多い立地の方。1.98%の差は積み重なると年間で効いてきます
- STORESのネットショップや予約サービスとまとめて使いたい方。管理画面が1つにまとまります
注意しておきたい点(向いていない場合)
- QRコード決済を幅広く導入したい方。対応範囲は限定的なので、他社との併用を検討する必要があります
- 入金を週単位で受け取りたい方。自動入金は月1回が基本のため、資金の回転を最優先する方には遅く感じられるかもしれません
- 他社の予約システムやPOSレジと深く連携させたい方。STORESブランド同士の連携は強い一方、他社との連携は限定的です
サロンでの実際の使い勝手は、STORES決済は個人サロンに使える?もあわせてご覧ください。
結果が想定と違ったときは
まず落ち着いて確認したいのは、届いた連絡の内容と、申込み情報とWeb上の情報にズレがないかの2点です。追加書類の提出や情報の修正で進められるケースもあります。
そして、決済手段はSTORES決済ひとつではありません。据置型の端末でクレジットカード・電子マネー・QRコードを1台にまとめたい場合は、PAYGATEの導入方法・審査・入金サイクル完全ガイドも選択肢に入ります。オープン日が迫っているなら複数のサービスに並行して申し込み、先に使えるようになったほうから運用を始める進め方も現実的です。
申込みは無料で、審査結果を確認してから端末を購入するか決められます。開業日まで余裕がある今のうちに、手続きだけ進めておくと安心です。
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まとめ:読めない部分より、準備できる部分に力を注ぐ
STORES決済の審査基準や通過率は公開されておらず、通るかどうかを事前に確かめる方法はありません。だからこそ、力を注ぐべきなのは準備の側です。
- 申込みから利用開始までは、審査+端末の配送・初期設定まで含めて考える
- オープン日の3週間前を目安に申込みを済ませておく
- 本人確認書類・振込先口座・事業内容のわかるページを事前にそろえておく
- 申込み情報とWeb上の表記をそろえ、連絡が受け取れる状態にしておく
この4つを押さえておけば、少なくとも不備で止まって時間を失う事態は避けやすくなります。開業準備は決済だけではありませんから、片付けられるものから順に手を離していきましょう。
※本記事に記載の料金・条件は2026年8月時点の公開情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
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