「Airレジをインストールしたけど、最初に何を設定すればいいか分からない」「機能がたくさんあって、どこまで使いこなせばいいの?」――開業準備中の方から、こうした声をよく耳にします。
Airレジは月額0円で使える手軽なPOSレジアプリですが、ダウンロードしただけでは当然ながら使えません。店舗情報の入力、メニュー登録、レシートの設定など、最初にやるべき設定を済ませることで初めて”自分のお店のレジ”として機能します。
この記事では、Airレジの初期設定を5つのステップで順番に解説し、さらにサロンや教室の現場で役立つ使い方を5つ紹介します。ITツールに不慣れな方でも迷わず進められるよう、設定の順番どおりにまとめたので、ぜひ手元のiPadを開きながら読み進めてみてください。
Airレジの基本情報
Airレジは、株式会社リクルートが提供するiPad / iPhone向けの無料POSレジアプリです。2013年のサービス開始以来、飲食店・小売店はもちろん、美容室・ネイルサロン・エステサロン・ヨガスタジオ・料理教室など幅広い業種で導入されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社リクルート |
| 対応端末 | iPad / iPhone(iOS) |
| 月額料金 | 0円(完全無料) |
| 主な機能 | 会計・売上分析・顧客管理・在庫管理・レシート発行 |
| 決済端末連携 | Airペイ(クレジットカード・電子マネー・QR決済に対応) |
| 会計ソフト連携 | freee会計・マネーフォワード・弥生会計 等 |
※料金は2026年7月時点の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
Airレジの大きな特長は、基本機能がすべて無料で使えることです。POSレジアプリは有料プランでないと売上分析や顧客管理が使えないケースもありますが、Airレジは無料のまま主要機能を一通り使えます。さらに、同じリクルートが提供する「Airペイ」と連携すれば、キャッシュレス決済もiPad1台で完結。レジまわりの初期コストをできるだけ抑えたい開業1年目の方にとって、有力な選択肢です。
Airレジの料金・機能を詳しく知りたい方はAirレジは個人サロンで使える?料金・機能・導入方法を徹底解説もあわせてどうぞ。
Airレジの初期設定手順【5ステップ】
ここからは、Airレジをダウンロードしてから実際に使い始めるまでの設定を、5つのステップに分けて解説します。所要時間の目安は30分〜1時間程度です。
ステップ1: アプリのダウンロードとアカウント登録
まずはApp StoreからAirレジアプリをダウンロードします。Android端末には対応していないため、iPadまたはiPhoneが必須です。中古のiPadでも動作しますが、快適に使うにはiPad(第7世代)以降が推奨されています。
アプリを開くと、リクルートIDでのログインを求められます。すでにホットペッパービューティーやじゃらんなどリクルートのサービスを使っている方は、同じIDでログインできます。持っていない方は「新規登録」から無料で作成できるので、メールアドレスとパスワードを設定してください。
ステップ2: 店舗情報の入力
ログインしたら、最初の画面で店舗情報を登録します。入力する項目は主に以下の通りです。
- 店舗名: お客様に見えるレシートにも印字されるため、正式な店舗名を入力
- 業種: 「美容・理容」「サービス」など該当するものを選択
- 住所: 自宅サロンの場合も所在地を登録しておくと、売上データの管理がスムーズ
- 電話番号: 店舗の連絡先(任意)
ここで入力した情報はあとから変更できるので、まずは分かる範囲で埋めれば大丈夫です。
ステップ3: 商品(メニュー)の登録
店舗情報を入力したら、次は自分のお店のメニューを登録します。この作業が初期設定の中で一番時間がかかる部分ですが、ここを丁寧に設定しておくと日々の会計がグッと楽になります。
- カテゴリの作成: まず「カット」「カラー」「ネイル」「ボディケア」「物販」などの大分類を作成
- 商品名と価格の入力: カテゴリごとにメニュー名と税込価格を登録。サロンであれば「カット 5,500円」「フットジェル 7,700円」のように
- 画像の設定(任意): メニューにサムネイル画像を付けておくと、レジ画面で直感的にタップできる
教室の場合は「体験レッスン」「月謝」「材料費」など、普段お客様に請求する項目をそのまま登録しておくと便利です。メニュー数が多い場合は、PCからAirレジのバックオフィス(管理画面)にログインしてCSVで一括登録する方法もあります。
ステップ4: 税率・レシートの設定
メニュー登録が終わったら、税率とレシートの設定を確認します。
- 税率設定: 施術メニューは標準税率10%、食品を扱う場合は軽減税率8%。個人サロンでは基本的に10%のままで問題ありません
- レシート設定: 店舗名・住所・電話番号の印字内容、「ありがとうございました」などのフッターメッセージを編集できる
- インボイス登録番号: 適格請求書発行事業者に登録済みの方は、番号を入力しておくとレシートに自動印字される
レシートプリンターを使わない場合でも、設定だけは済ませておくのがおすすめです。お客様から領収書を求められたときに、あとからプリンターを追加してもすぐ対応できます。
ステップ5: Airペイとの連携設定
キャッシュレス決済を導入する場合は、Airペイとの連携設定もこのタイミングで済ませておきましょう。
Airペイは、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済をiPad1台で受け付けられる決済サービスです。Airレジで会計を行い、そのまま金額をAirペイに連携して決済する流れになるため、金額を二重で入力する手間がなくなります。
連携方法はシンプルで、AirペイアプリをダウンロードしてリクルートIDでログインすれば、Airレジ側で自動認識されます。決済端末(カードリーダー)はAirペイ申込時に届くので、Bluetooth接続すれば準備完了です。
開業直後は現金のみで始める方もいますが、最近は「カードが使えないお店には行かない」というお客様も増えています。申込から端末到着まで数週間かかることもあるので、開業前に申し込んでおくのが安心です。
サロン・教室でのAirレジ活用法5選

初期設定が完了したら、ここからが本番。Airレジを日々の営業でどう活用するか、サロンや教室の現場で役立つ使い方を5つ紹介します。
活用法1: 日々の会計処理(レジ打ち)
Airレジの基本操作は「メニューをタップ → お会計 → 支払い方法を選択」のたった3ステップです。あらかじめメニューを登録しておけば金額の手入力は不要なので、計算ミスが起きません。
施術後にお客様をお見送りしながら、iPadでさっと会計を済ませられるのは個人サロンならではのメリットです。据え置きのレジを置くスペースがない自宅サロンやマンション型店舗でも、iPadスタンド1つあれば受付カウンターが完成します。
複数メニューを組み合わせた施術(カット+カラー+トリートメント等)も、メニューを連続タップするだけで合計金額が自動計算されるので、セットメニューの登録がなくてもスムーズに対応できます。
活用法2: 売上分析(日別・メニュー別・時間帯別)
「今月はいくら売り上げたか」をざっくり把握している方は多いですが、メニュー別や時間帯別の数字まで見ている方は意外と少ないものです。Airレジでは、日々の会計データが自動で蓄積され、以下のような切り口で売上を分析できます。
- 日別・月別の売上推移: 繁忙期と閑散期のパターンが見える
- メニュー別の売上ランキング: どの施術が収益の柱になっているかが分かる
- 時間帯別の傾向: 「平日午前は空き、土曜午後がピーク」といった予約枠の最適化に使える
感覚で「なんとなく忙しかった」ではなく、数字で裏付けが取れると、新メニューの導入判断やキャンペーンの時期設定にも根拠が持てます。売上分析は確定申告の売上把握にも直結するので、データを溜めておくだけでも後々助かります。
活用法3: 顧客管理
Airレジには簡易的な顧客管理機能があり、お客様の名前・電話番号・来店履歴を記録できます。
- リピーターの把握: 「前回いつ来たか」「何を受けたか」が分かる
- 接客への活用: 前回の施術内容を見ながら「前回はショートにされましたよね」と声をかけられる
- 休眠客の発見: 3か月以上来店がないお客様をリストアップして、DMやクーポンで呼び戻し
本格的な顧客管理(カルテ機能や写真記録など)が必要な場合は、ホットペッパービューティーのサロンボードとの連携も選択肢に入ります。ただし、開業初期でお客様が少ないうちは、Airレジの顧客管理だけで十分回るケースがほとんどです。
活用法4: 在庫管理(物販がある場合)
シャンプー・トリートメント・化粧品・ネイル用品など店頭で物販を行っているサロンでは、在庫管理機能が活躍します。
- 在庫数の自動減算: 会計時に商品が売れると在庫数が自動で減る
- 在庫アラート: 設定した数量を下回ると通知されるので、発注漏れを防げる
- 棚卸しの効率化: アプリ上で現在の在庫数を確認しながら棚卸しできる
物販をやっていないサロンや教室では使わない機能ですが、店販(店頭販売)の売上は利益率が高いことが多いので、将来的に物販を始める可能性があるなら覚えておいて損はありません。
活用法5: レジ締め・売上レポート
営業終了後の「レジ締め」も、Airレジなら数タップで完了します。
- レジ締め操作: 「精算」ボタンを押すだけで、当日の売上合計・現金残高・決済別の内訳が表示される
- 売上レポートの出力: 日報・月報をCSVで書き出せるので、確定申告用の資料作成に使える
- freee・マネーフォワードとの連携: 売上データを会計ソフトに自動送信すれば、仕訳の手入力がなくなる
手書きの売上ノートで1日の締め作業をしていた方は、この機能だけでも導入の価値を感じるはずです。毎日5分のレジ締めが、年末の確定申告を格段にラクにしてくれます。
Airレジと一緒に使いたいツール
Airレジは単体でも十分使えますが、周辺ツールと組み合わせることで運用の幅がぐっと広がります。
Airペイ(キャッシュレス決済)
前述のとおり、Airレジとの連携が最もスムーズな決済サービスです。クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を1台のカードリーダーで対応でき、決済手数料以外の固定費がかかりません。キャッシュレス対応は今やお客様の来店動機にも影響するため、セットでの導入をおすすめします。
Airリザーブ(予約管理)
リクルートが提供する無料の予約システムです。予約の受付・管理をオンラインで行え、Airレジと同じリクルートIDで利用できます。「予約 → 来店 → 会計」の流れをリクルートのエコシステム内で完結させたい方に向いています。
スマレジ(より多機能なPOSレジが必要な場合)
Airレジを使ってみて「もう少し細かい顧客管理がしたい」「複数店舗を一元管理したい」と感じた場合は、スマレジも検討候補に入ります。スマレジは無料プランからスタートでき、上位プランに切り替えると多店舗管理・外部システム連携・高度な売上分析が使えるようになります。
「Airレジとスマレジ、どちらが自分に合うか」を比較したい方はスマレジとAirレジを徹底比較【どっちがいい?】で詳しくまとめています。
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よくある質問

Q1. Airレジの利用にお金はかかりますか?
Airレジのアプリ利用料は0円です。月額費用・追加課金もありません。ただし、iPadなどの端末代、レシートプリンターなどの周辺機器代は別途必要です。Airペイの決済手数料も利用分に応じて発生します(2026年7月時点)。
Q2. iPadは必須ですか?iPhoneだけでも使えますか?
iPhoneでもAirレジアプリは使えますが、画面が小さいため操作性に差が出ます。メニュー数が多いサロンや教室では、iPadでの利用が推奨です。中古のiPadであれば2〜3万円程度で入手できるので、開業時に1台用意しておくとストレスなく使えます。
Q3. Android端末には対応していますか?
AirレジはiOS専用のアプリで、Android端末には対応していません。どうしてもAndroidで使いたい場合は、Android対応のPOSレジ(スマレジ等)を検討してみてください。POSレジの比較は美容室・サロン向けPOSレジおすすめ5選でまとめています。
Q4. メニュー数が多くても大丈夫ですか?
登録できるメニュー(商品)数に上限はありません。カテゴリ分けを活用すれば、100種類以上のメニューがあっても整理して管理できます。PCのバックオフィスからCSV一括登録もできるので、メニュー数が多い方はそちらを活用するのが効率的です。
Q5. 既存のレジからAirレジに移行するのは大変ですか?
既存レジからの移行は、基本的に「メニューの再登録」が中心です。売上データや顧客データの引き継ぎは手動になる部分が多いため、切り替えるなら月初や年度替わりなどキリの良いタイミングがおすすめです。個人サロンの規模であれば、1〜2日あれば移行作業は完了するでしょう。
まとめ
Airレジの初期設定と活用法を振り返ると、ポイントは以下の通りです。
- 初期設定は5ステップ: アプリDL → 店舗情報 → メニュー登録 → 税率・レシート設定 → Airペイ連携。所要時間は30分〜1時間程度
- 日々の活用は会計だけじゃない: 売上分析・顧客管理・在庫管理・レジ締めまで、無料のまま使える機能は想像以上に充実
- 周辺ツールとの連携で運用が広がる: Airペイ・Airリザーブとの組み合わせで、予約から決済まで一本化できる
月額0円で始められるので、まずは実際に触ってみて「自分のお店に合うかどうか」を確かめてみるのが一番です。もし「もう少し多機能なPOSレジがいい」と感じたら、個人店でも使える無料POSレジ3選で他の選択肢も比較してみてください。
Airレジの料金・機能の全体像はAirレジは美容室で使える?料金・機能・口コミまとめでも解説しているので、導入前の情報収集にお役立てください。
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。


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