「6月に開業するのは集客的に厳しそう…」と感じる方も多い梅雨シーズン。実際、サロン・教室業界では「6月開業を避ける」のがセオリーとされてきました。
しかし、戦略次第で 6月開業を有利に進められる こともまた事実です。この記事では、これから6月開業を検討している方に向けて、6月開業のメリットとデメリット・梅雨入り前後の戦略・初期集客の落とし穴・準備のタイムライン をまとめました。
6月開業のメリット
1. 競合の新規開業が少ない
6月は 業界全体で新規オープンが少ない時期。お客様の認知に時間が取れ、丁寧に立ち上げできます。
2. 初期集客の練習期間が取れる
梅雨期はそもそも来客が落ち着く時期なので、スタッフの動線・接客フロー・予約管理の改善 をじっくり試せます。7月以降の繁忙期に向けた 慣らし運転期間 として活用できます。
3. 物件契約・内装工事のスケジュールが取りやすい
業者の繁忙期と重なりにくいため、内装工事業者のスケジュール確保がしやすい タイミング。3〜4ヶ月前から準備すれば順調に開業日を迎えられます。
4. 梅雨期メニューの開発・テスト時間が取れる
「梅雨対策メニュー」を最初から打ち出せるので、他店にはない差別化 を最初から作れます。
5. 夏休み需要に向けた準備期間が確保できる
6月にオープンして、7月の夏休み需要・8月のお盆・9月の秋集客と、初年度から繁忙期に向けて売上を伸ばせるサイクル に乗れます。
6. 父の日商戦に滑り込める
6月上旬開業なら、父の日(6月第3日曜日)の特需 を最初の集客機会として活用できます。
6月開業のデメリット
1. 梅雨期の天候リスク
雨が続くと 新規のご来店が伸びにくい のが最大の不安要素。事前の集客導線設計が必須です。
2. お客様の財布の紐が固い時期
梅雨疲れ・夏のボーナス前で 「サロン代を抑えよう」 となるお客様が増える時期。価格戦略を慎重に組む必要があります。
3. 「梅雨明けまで様子見」の心理
「新規のお店、梅雨明けてから行こうかな」という 様子見層 が一定存在します。
4. 物件選びを誤るとアクセス難
雨の日でも来やすい立地(駅近・屋根付きアプローチ)でない場合、6月の来店ハードルが急上昇 します。
5. 初年度の確定申告で「6月開業 = 半端な期間」
確定申告は1〜12月ベース。6月開業だと 初年度は7ヶ月分のみ の申告になり、節税効果が限定的なケースも。
6月開業を成功させる5つの戦略
戦略1: 梅雨入り前にオープンする(6月上旬決定)
梅雨入り(地域差あり、関東は6月第2週前後)の 前にオープン することで、最初の2週間で 「梅雨入り前にキレイにしたい」需要 を取り込めます。
推奨オープン日
- 6月初旬の月曜日・金曜日(メディア露出しやすい曜日)
- 父の日週との重なりを意識(6/15前後のオープンも◎)
戦略2: 雨の日対策を最初から打ち出す
オープン時から 「雨の日サービス」「梅雨対策メニュー」 を打ち出す。これが他店にはない強みになります。
雨の日集客全体の戦略は雨の日のサロン集客術5選で詳しく解説しています。
戦略3: SNS・LINE・GoogleビジネスプロフィールはOPEN1ヶ月前から運用
「6月◯日オープン予定!」の 予告投稿 を1ヶ月前から開始。フォロワーを増やし、オープン日に予約が入る状態を作ります。
戦略4: 物件契約は雨の日に内見
物件選びの際、雨の日に現地を内見 すると「実際の通いやすさ」「水はけ」「アクセスの不便さ」が分かります。これは6月開業ならではのチェックポイント。
戦略5: 7月の夏需要に向けた仕込みを並行
6月開業 = 7月夏需要への助走期間として活用。「夏前のメンテナンス」「夏のお出かけ前のキレイ準備」 を6月から打ち出すと、7月の予約集中につながります。
6月開業の準備タイムライン
3月(3ヶ月前)
- 開業日(6月◯日)を仮決定
- 物件探し・コンセプト決定
- 事業計画書作成
- 開業届の準備
4月(2ヶ月前)
- 物件契約
- 内装プラン決定・業者選定
- ホームページ準備(ペライチで作成可能)
- SNSアカウント開設
5月(1ヶ月前)
- 内装工事
- 備品・消耗品の調達
- POSレジ・予約システム・キャッシュレス決済の導入
- スタッフ研修
- SNS・LINEで「オープン予告」発信開始
- Googleビジネスプロフィール登録
6月(オープン月)
- プレオープン(オープン前日〜数日前)
- オープン記念キャンペーン展開
- SNS・LINE配信を毎日継続
- 雨の日対策メニューの導入
6月開業の必須ツール
ホームページ
オープン1ヶ月前にホームページを公開しておくことで、「屋号で検索」されたときに信頼性のあるサイトが出てきます。
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詳しい開業準備は美容室開業に必要なもの完全チェックリスト・自宅サロン開業の届出ガイドもあわせて参考に。
予約システム
オープン初月から予約が入りそうなら、24時間オンライン予約対応 のシステムは必須。電話対応に追われずに済みます。
会計ソフト
開業日からの売上・経費を記録するために、クラウド会計ソフトを開業前に契約。初年度の確定申告がスムーズになります。
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6月開業で失敗しないための注意点
注意1: 「梅雨だから集客できない」を言い訳にしない
6月だからこそ、SNS・LINE・LP・Google投稿の運用を 普段以上に強化。事前準備で集客力は変わります。
注意2: 開業初月は赤字でも当たり前
オープン初月は 広告費・備品費がかさみ赤字 が普通です。慌てず3〜6ヶ月で売上が安定するように長期目線で運営しましょう。
注意3: 6月開業特有の届出スケジュール
- 開業届: 開業から1ヶ月以内に税務署提出(7月までに)
- 青色申告承認申請書: 開業から2ヶ月以内 or 翌年3/15まで
- 個人事業税: 都道府県に提出
- 業種別の許認可(美容業・整体院など)
注意4: 客足が落ちる時期は「学び」に充てる
6月の閑散期は 「動線改善」「接客マニュアル整備」「物販陳列の見直し」 など内部改善に時間を使う絶好のチャンス。
注意5: スタッフを雇う場合は早めの研修
オープン後すぐに繁忙期(7月以降)が来るので、5月までに研修完了 しておくのが理想です。
6月開業に向く業種・向かない業種
向く業種
- 美容室・ヘアサロン: 縮毛矯正・トリートメントなど梅雨対策メニューが立つ
- エステサロン: 湿気対策フェイシャル・ボディケアで差別化
- 整体院・リラクゼーション: 低気圧頭痛・気象病で集客できる
- ネイルサロン: 「梅雨でも長持ちジェル」の打ち出し
- 教室業(料理・花・ピアノ等): 6月開講で年間スケジュールが組みやすい
向かない(注意が必要な)業種
- アウトドア系のスクール: 雨で営業日が減るリスク
- 写真スタジオ: 屋外撮影が梅雨で制限される
- デリバリー型サービス: 移動が雨で困難
副業 6月開業もアリ
完全独立を不安に感じる方は、副業から始める6月開業 も現実的な選択肢です。土日のみ営業・自宅サロンから始めれば、リスクを抑えて梅雨期をテストできます。詳しくは副業から始める自宅サロン開業ガイドを参考に。
よくある質問
Q. 6月開業と9月開業、どちらがおすすめ?
A. 資金に余裕があれば9月開業(年末繁忙期に間に合う)、早く始めたいなら6月開業(夏需要に乗れる) が現実的。自分の準備状況と業種で選びましょう。
Q. 6月開業の初月売上の目安は?
A. 業種により大きく異なりますが、目標売上の50〜70% が現実的。半年程度かけて安定化するイメージで。
Q. 自宅サロンと店舗、6月開業ならどちらがおすすめ?
A. リスクを抑えるなら 自宅サロンから。半年〜1年で軌道に乗ったら店舗化、が安全パターンです。
Q. 6月の梅雨入り日は地域によって違いますが?
A. 関東は6月第2週、関西は6月第1〜2週が目安。気象庁の梅雨入り発表 を参考に、地域に合わせてオープン日を調整しましょう。
Q. オープン記念キャンペーンの設計は?
A. 初月集客の起爆剤として 「オープン記念◯%オフ」「初回限定無料追加メニュー」 が定番。ただし長期的な利益を考えると 「無料追加型」 が安全。
Q. 6月開業の確定申告は?
A. 6月開業の場合、初年度は7ヶ月分(6月〜12月) の申告。青色申告で65万円控除を受けるには 開業から2ヶ月以内に青色申告承認申請書 を提出。
まとめ
6月開業は 「梅雨期の集客リスクを上回るメリット」 がある選択肢です。
- 競合の新規オープンが少なく、丁寧に立ち上げできる
- 梅雨対策メニュー・雨の日サービスで差別化
- 7月夏需要・8月お盆・9月秋集客と繁忙期に向けて売上を伸ばせるサイクル
- 父の日商戦に滑り込めるオープンタイミング
- 物件契約・内装工事のスケジュールが取りやすい
「6月開業は不利」という固定観念より、「6月開業の戦略を組む」 に発想を切り替えれば、十分成功できます。準備期間3ヶ月で着実に進めていきましょう。
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- 自宅サロン開業の届出ガイド — 自宅サロンの届出
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