料理教室向け予約システム比較|料金と選び方【2026年8月時点】

予約システム比較

料理教室を自宅やレンタルキッチンで開業する方にとって、定員管理・食材の仕入れ計画・キャンセル対応を効率化する予約システムは心強い味方です。ただ「料理教室 予約システム」と検索しても美容サロン向けの情報が多く、料理教室特有のニーズに応えてくれるサービスを選ぶのは意外と難しい領域です。

この記事では、料理教室向けに使いやすい予約システムを、月額料金・事前決済の手数料・機能で比較します。自宅教室からレンタルスペース活用の出張教室まで、規模別の選び方もお伝えします。料金はすべて2026年8月時点の公式サイトの情報です。

料理教室向け予約システムに必要な機能

料理教室は、美容サロンとは異なる独自の業務フローがあります。予約システム選びで押さえたい機能は以下の通りです。

  • 定員管理: 1回のレッスンに何人まで受け入れるか
  • 食材準備の締切: 開催3日前までに予約を締め切るなどの設定
  • キャンセル料徴収: 食材の仕入れが発生するためキャンセル対応は必須
  • グループ予約・複数人申込み: 友人同士・夫婦参加などに対応
  • レッスン単発 vs 継続コース: 単発レッスン・月謝制の両方に対応できる柔軟性

これらをカバーできる予約システムを選ぶことで、講師は料理の準備と教室運営に集中できます。

選び方の4つのポイント

1. 定員管理の柔軟性

クラス別の定員、予約締切の設定、キャンセル待ちリストなどが柔軟に設定できるかを確認しましょう。あわせて見ておきたいのが月間の予約件数の上限です。無料プランは件数に上限があるサービスが多く、教室の回転が上がってくると有料プランへの切り替えが必要になります。

2. 事前決済・キャンセル料の徴収

食材費を含む料理教室では、ノーショウ対策として事前決済・キャンセル料設定はほぼ必須です。ここで見落としやすいのが事前決済の手数料。月額が0円でも、決済手数料の料率はプランによって変わります。月謝や回数券をまとめて決済するなら、料率の差はそのまま利益に効いてきます。

3. レッスン形態への対応

単発レッスン・継続コース・チケット制(5回券など)に対応できるかを確認しましょう。回数券や月謝で運用する予定なら、回数券・サブスク対応の予約システム比較もあわせて見ておくと選択肢が絞れます。

4. 外部サービスとのつながり

予約システム単体で完結させるか、レジ・決済・LINE集客まで一続きにするかで、選ぶサービスが変わります。

なお、予約システムから会計ソフトへ売上データを直接渡す連携は、今回取り上げるどのサービスでも公式に案内されていません(2026年8月時点)。確定申告の負担を減らしたい場合は、売上の入金口座を事業用に1本化して、会計ソフト側の口座同期で取り込むのが現実的です。詳しくはfreee予約とfreee会計はどこまで連携できる?で整理しています。

比較表

主要3サービスを、料理教室で効いてくる項目で並べました(2026年8月時点・税込)。

サービス月額事前決済の手数料定員・団体予約外部連携
STORES予約フリー 0円(月間予約50件まで)
スモール 9,790円/月〜(年間契約)
フリー 5.2%〜
スタンダードプラン加入で 3.3%〜
(共に中小特別料率適用時)
LINEミニアプリ・Googleカレンダー・Zoom・かんざし・POSレジ(オプション)
freee予約Starter 0円
Business 3,180円/月(年払い・38,160円/年)
事前ネット決済に対応(Starterから)団体予約受付はStarterで一部制限あり
Business以上で制限なし
SNS連携(予約サイトURLの掲載)
Square予約公式サイトの最新料金をご確認ください同左Square決済との連動

STORES予約は有料プランの月額が上がる代わりに、月間の予約件数と予約ページの公開数が増えます(スモールは200件/10ページ、チームは300件、ビジネスは2,000件)。予約件数が上限を超えた場合は50件ごとに1,078円(税込)の予約手数料がかかります。自宅教室で月10〜20回のレッスンなら、フリープランの50件でも足りるケースは十分にあります。

一方のfreee予約は、Starterプランが0円で、予約サイトの作成から事前ネット決済まで使えます。予約を受けて代金を先にいただく、という料理教室の基本形が無料の範囲で組めるのは心強いところです。顧客管理機能や予約時アンケートのカスタマイズ、そして団体予約受付を制限なく使いたくなったらBusinessプラン(年払い3,180円/月)へ、という段階的な進め方ができます。

まずは無料プランで形にしてみる、というのが失敗しにくい進め方です。STORES予約はアカウント作成が無料で、初期費用もかかりません。

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プランごとの上限や料金をもう少し細かく見たい方は、STORES予約の料金プラン解説をどうぞ。

STORES予約

特徴

定員管理・事前決済・月謝や回数券の販売が、月額0円のフリープランから使える点が強みです。初期費用は有料プランでもかかりません。

メリット

  • フリープランが月額0円(月間予約50件・予約ページ2つまで)
  • 月謝・回数券の販売時にクレジットカードの事前決済が使える
  • LINEミニアプリ・Googleカレンダー・Zoomなど外部サービスとの連携が公式に案内されている
  • スタンダードプランに加入すると、事前決済の手数料が5.2%〜から3.3%〜になる(共に中小特別料率適用時)

デメリット

  • 有料プランはスモールで月額9,790円(税込・年間契約)からと、無料からの段差が大きい
  • 月間予約件数を超えると50件ごとに1,078円(税込)の予約手数料がかかる
  • POSレジ連携などのオプションは別料金(POSレジ連携は月額3,300円〜/スタンダードプラン加入が必要)

Square予約

特徴

Square決済との連動が売りの予約システムです。すでにSquareで決済を受けている料理教室なら、決済と予約を同じ環境でそろえられる点が候補になります。

メリット

  • 決済と予約を同じアカウント環境でまとめやすい
  • スマートフォン・タブレット・PCのいずれからでも管理できる

デメリット

  • 複数人予約・グループ予約の操作は、教室特化型のサービスに比べるとやや硬め
  • ホットペッパー系の集客チャネルとの連携はない

※料金プランの内容は変更されることがあるため、月額・決済手数料は公式サイトの最新情報をご確認ください。

freee予約

特徴

予約の受付・管理に機能をしぼった、シンプルな作りが持ち味です。Starterプランは月額0円で、予約サイトの作成・予約管理・SNS連携・事前ネット決済まで使えます。初めて予約システムを入れる方でも、設定項目が少なく迷いにくい構成です。公式サイトでは業種別の案内に「スクール・オンラインレッスン」が挙げられています。

メリット

  • Starterプランが月額0円。予約サイトの作成から事前決済まで無料の範囲で試せる
  • 団体予約受付に対応(ただしStarterプランは一部制限あり。公式のプラン比較表では△表記で、制限の内容は明記されていません。Business以上で制限なく使えます)
  • 予約リマインドメールの自動送信も無料プランに含まれる
  • Businessプランは年払い3,180円/月(38,160円/年)で顧客管理機能やアンケートのカスタマイズが追加される

デメリット

  • 公式に案内されている外部連携はSNS連携(予約サイトURLの掲載)が中心で、レジ・決済まで一続きにする使い方には向かない
  • 複数スタッフの管理・指名機能は上位のShopプラン(問い合わせ制)が必要
  • 会計ソフトへ売上データを直接渡す連携は公式に案内されていない

2つのサービスをもっと深く比べたい方は、freee予約とSTORES予約はどっちがいい?で機能・料金を突き合わせています。

タイプ別おすすめ

  • とにかくシンプルに、無料で予約受付を形にしたい方: freee予約(Starterプランは月額0円で、予約サイトの作成から事前ネット決済まで試せる)
  • 月謝・回数券の事前決済まで無料で始めたい方: STORES予約(フリープランは月額0円)
  • 予約の前後(決済・レジ・LINE集客)までつなげたい方: STORES予約(スタンダードプラン+オプション)
  • すでにSquareで決済している方: Square予約も候補(料金は公式サイトで要確認)

教室・スクール運営の全体像から考えたい方は、教室・スクール運営に必要なPOSレジ・予約まとめが出発点になります。

よくある質問

Q. 食物アレルギーの事前確認は予約時にできる?

A. 予約フォームにカスタム項目を追加できるサービスなら、アレルギー情報・苦手食材などを事前申告してもらえます。freee予約の場合、予約時アンケートのカスタマイズはBusinessプラン以上の機能です。

Q. 夫婦・親子参加の複数人予約は?

A. 対応できます。STORES予約は複数人での予約に対応しています。freee予約も団体予約受付に対応していますが、公式のプラン比較表ではStarterプランが△表記で、制限の内容までは案内されていません。無料のまま団体予約を主軸にしたい場合は、申込み前に受付可能な人数を確認しておくと安心です(Businessプラン以上なら制限なく使えます)。

Q. 月謝制の場合の自動引き落としは?

A. 事前決済対応のサービスなら、月謝や回数券の販売にクレジットカード決済を使えます。STORES予約の事前クレジットカード決済手数料は、フリープランで5.2%〜、スタンダードプラン加入時で3.3%〜(共に中小特別料率適用時)です。運用方法はサービスにより差があるため、申込み前に確認しましょう。

Q. レンタルキッチンとの日程連動は?

A. 予約システムのカレンダー機能で教室側の日程を管理し、レンタルキッチンの予約は別途取る運用が一般的です。STORES予約はGoogleカレンダーとの連携が公式に案内されているので、他の予定とのダブルブッキングを避けやすくなります。

Q. 予約の売上を会計ソフトに取り込みたい

A. どの予約システムも、会計ソフトへ売上データを直接渡す連携は公式に案内されていません(2026年8月時点)。売上の入金口座を事業用に1本化して、会計ソフト側の口座同期で取り込むのが現実的です。

無料プランで一通り触ってみて、「これなら続けられそう」と思えたら本格運用に進む、という順番がおすすめです。freee予約も月額0円のStarterプランから始められます。

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まとめ

料理教室向け予約システムは、STORES予約・freee予約・Square予約の3つが主な選択肢です。

  • どちらも無料プランがある — STORES予約はフリー(月間予約50件)、freee予約はStarter(0円)
  • シンプルに始めるなら freee予約 — 予約サイトの作成と事前ネット決済が0円プランから使える
  • 予約の前後までつなげるなら STORES予約 — LINE・Googleカレンダー・POSレジ連携まで広がる
  • 有料プランの段差を確認する — STORES予約はスモールで月額9,790円(税込・年間契約)から
  • 会計ソフトへの売上連携は期待しない — 公式に案内されていないため、口座を1本化して会計ソフト側で取り込む

料理教室は食材コスト・仕入れの締切管理が肝心なので、事前決済・キャンセル料徴収に対応したシステムを必ず選びましょう。無料プランから試して、実際の使い勝手で判断するのが失敗しないコツです。

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