「開業に必要なツールをバラバラに契約するのが面倒…」
そんな方の選択肢になるのが、STORES(ストアーズ) です。
STORESは、キャッシュレス決済・POSレジ・予約システム・ネットショップを1つのブランドで提供しているサービス。同じアカウントでまとめられるので、契約先も問い合わせ先も1社で済み、運用の手間がぐっと減ります。
この記事では、STORESの各サービスの機能・料金と、サロン開業でどこまでカバーできるのかを、2026年8月時点の公式サイトの情報をもとに整理します。「できること」だけでなく、フリープランの上限やカバーできない範囲も正直に書きました。
STORESとは?4つのサービスの全体像
STORESは、STORES株式会社が提供するビジネスツール群の総称です。個人事業主や中小企業向けに、以下の4つのサービスを展開しています。
| サービス名 | 役割 | フリープランの月額 | フリープランの主な制限 |
|---|---|---|---|
| STORES 決済 | キャッシュレス決済の受付 | 0円 | 決済端末は27,720円(税込)で購入 |
| STORES レジ | POSレジ(会計・売上管理) | 0円 | iPad・iPhoneのみ対応(Android未対応) |
| STORES 予約 | ネット予約の受付・管理 | 0円 | 月間予約件数50件・予約ページ公開数2 |
| STORES ネットショップ | オンラインでの商品販売 | 0円 | 決済手数料5.5%〜 |
※2026年8月時点の公式サイトの情報です。
4つすべてにフリープラン(0円)があるので、まずは無料で試してから必要に応じて有料プランに切り替えられます。ただし後述するとおり、フリープランには予約件数や決済手数料の面で条件があるので、そこを理解したうえで選ぶのがおすすめです。
STORES 決済|クレジットカード手数料が業界最安水準
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クレジットカード手数料(対面) | 2.48%(フリー)/ 1.98%(スタンダード・Visa/Mastercard)※JCB・American Express・Diners Club・Discoverはスタンダードで2.38% |
| 電子マネー手数料(交通系IC含む) | 3.24%(フリー・スタンダード共通) |
| QRコード手数料 | 3.24%(フリー・スタンダード共通) |
| 月額固定費 | 0円(フリー)/ 3,300円 税込(スタンダード・年間契約。月額契約は3,960円 税込) |
| 決済端末 | 27,720円 税込で購入(スタンダードの年間契約は1台無償貸出・解約時返却) |
| 入金サイクル | 手動入金(初期設定):売上翌日6:00から振込依頼、依頼から1〜2営業日/自動入金:月末締め・翌月20日 |
| 振込手数料 | 自動入金は0円/手動入金は10万円以上0円・10万円未満200円 税込 |
| 導入までの日数 | 申し込みから最短4営業日でクレジットカード決済が利用開始 |
STORES決済の特徴は、対面クレジットカード(Visa/Mastercard)の手数料が、スタンダードプランで1.98%と業界最安水準であること。カード払いのお客さまが多いサロンほど、この差は利益に直結します。
ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。**1.98%はクレジットカードの料率です。SuicaやPASMOといった交通系IC、iD・QUICPay+などの電子マネー、そしてQRコード決済は、フリー・スタンダードとも一律3.24%**です。「交通系ICが安いサービス」ではありません。
また、料率には適用条件があります。1.98%・2.48%はいずれも年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の場合の料率で、3,000万円以上になると対面クレジットカードはフリーで3.24%、スタンダードで2.98%になります。個人サロンであれば通常は3,000万円未満に収まる範囲です。
入金方法は2つから選べます。初期設定は手動入金で、売上の翌日6:00から振込依頼ができ、依頼から1〜2営業日で入金されます。設定を変えると自動入金(月末締め・翌月20日入金、金額を問わず振込手数料0円)も使えます。国内すべての金融機関の口座に対応しているので、地方銀行やネット銀行をメインバンクにしている方でも使えます。
サロンで使うメリット
- 対面クレジットカードの料率が業界最安水準(スタンダードで1.98%)
- 分割払いは2回払い・リボ払いに対応(一部制限あり/タッチ決済は1回払いのみ)
- 請求書決済にも対応(決済手数料は特別料率の業種を除き、プランに関わらず3.24%)
- 決済端末だけで会計が完結する「スタンドアロンモード」と、POSレジと連携する「アプリ連携モード」を切り替えられる
注意点
- 電子マネー・QRコードは3.24%で、クレジットカードほど安くはない
- クレジットカード・電子マネーの利用には専用の決済端末が必要(フリープランは27,720円・税込で購入)
- 導入までに最短4営業日かかるので、オープン日から逆算して早めに申し込む必要がある
- 手動入金で1回の入金額が10万円未満だと、振込手数料が200円(税込)かかる
料金プランで迷ったときは、公式サイトのFAQにある「月間のクレジットカード決済額が30万円以上の場合、スタンダードプランの方がお得にご利用いただける可能性があります」という目安が参考になります。まずは月額0円のフリープランで始めて、決済額が増えてから切り替える進め方でも問題ありません。
STORESに無料でアカウントを作る(フリープランは月額0円)
STORES公式サイトはこちら
↓↓↓↓↓↓↓
STORES
かんたん無料でネットショップを作るならSTORES
手数料の内訳や入金の流れをもっと詳しく知りたい方は、STORES決済の手数料・入金サイクル完全ガイドで解説しています。他社と横並びで比べたい方はサロン開業のキャッシュレス決済おすすめ3選もどうぞ。
STORES レジ|STORESサービスとの連携が強み

STORES レジは、iPadまたはiPhoneで使えるPOSレジアプリです。フリープランから始められ、アカウント登録とアイテム登録が済めば最短当日中に使い始められます。
注意点として、STORES レジはAndroid端末に対応していません(公式サイトに明記されています)。iPhoneでも使えますが、機能に一部制限があります。Androidのタブレットで運用する予定の方は、この時点で別のPOSレジを検討することになります。
サロンで使える主な機能
- 会計機能: メニュー登録・会計・レシート発行
- 売上分析: 日別・月別・メニュー別の売上レポート
- 顧客管理: 来店履歴・購入履歴の記録
- 在庫管理: 店販商品の在庫を管理
- STORES決済との連携: 会計と決済を連動させて操作できる
- 予約システムとの連携: STORES 予約の予約情報をレジ側で扱える
Square POSレジとの違い
STORES レジの強みは、STORES 決済・STORES 予約・STORES ネットショップとつながる点。店舗販売とオンライン販売をひとつの流れで扱えるので、店販商品をネットでも売りたいサロンには使いどころがあります。
ただし、ネットショップとの在庫連携はスタンダードプランの機能です(公式FAQに記載)。フリープランのままでは店舗とネットショップの在庫は自動でつながらないので、そこを期待して選ぶ場合はプランの確認が必要です。
一方、SquareのカードリーダーはさまざまなAndroid端末とiOS端末に対応しているため、Androidのスマホ・タブレットで運用したい方はそちらが選択肢になります。
STORES レジの機能をもっと詳しく見たい方は、STORESレジは美容室で使える?機能・料金の解説もあわせてどうぞ。
STORES 予約|ネット予約を無料で始められる
STORES 予約は、お客さまがスマホから24時間予約できるシステムです。
フリープランでできること
- ネット予約ページの作成・公開(公開できるページ数は2つまで)
- 予約の受付・管理・変更・キャンセル
- メニュー・スタッフの登録
- お客さまへの予約確認メール自動送信
- 月間予約件数は50件まで
月50件は、1日あたり1〜2件のペース。開業して間もない時期であれば、まずはここから始められます。
有料プランにすると
| プラン(年間契約) | 月額(税込) | 月間予約件数 | 予約ページ公開数 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 50 | 2 |
| スモール | 9,790円 | 200 | 10 |
| チーム | 19,690円 | 300 | 10 |
| ビジネス | 28,600円 | 2,000 | 50 |
| エンタープライズ | 66,000円 | 5,000 | 100 |
※最短3ヶ月以上の複数月契約の場合は、スモール12,980円/チーム22,880円/ビジネス31,790円/エンタープライズ77,000円(いずれも月額・税込)。有料プランで月間予約件数を超える場合は、50件ごとに1,078円(税込)の予約手数料がかかります。2026年8月時点の公式サイトの情報です。
機能面では、前日のリマインドメールの自動配信、しばらく来店のないお客さまへの自動メッセージ配信(スマートリスト)、事前決済、回数券管理、LINEミニアプリとの連携などが公式サイトで案内されています。なお、Googleカレンダーとの双方向連携やスタッフの指名予約はチームプラン以上の機能で、フリー・スモールでは使えません(公式の機能比較表)。個人サロンで検討することが多いフリー〜スモールの範囲では、この2つは選べない点をおさえておくと安心です。
予約数が少ない開業初期はフリープランで様子を見て、月50件を超えそうになったら有料プランを検討する流れが無理のない進め方です。予約システムの選び方はSTORES予約は個人サロンに最適?機能・料金の解説でも詳しく取り上げています。
STORES ネットショップ|店販商品のオンライン販売に
シャンプーやトリートメント、ヘアオイルなどの店販商品をネットでも販売したいなら、STORES ネットショップが使えます。
サロンでの活用例
- 来店したお客さまが「次はネットで注文したい」と思った時の受け皿
- 遠方のお客さまへの販売チャネル
- Instagramへの自動連携で商品を見せて、そのまま購入につなげる
料金は2プラン。**フリープランは月額0円で決済手数料5.5%〜、スタンダードプランは月額3,300円(税込・年間契約)で決済手数料3.6%〜**です。初期費用はどちらも0円。なお、PayPal・あと払い(ペイディ)・atone・楽天Pay・PayPay残高・Amazon Pay・キャリア決済については、フリーで6.5%、スタンダードで4.6%になります。
売上が少ないうちは月額0円のフリープラン、注文が増えて手数料の差が月額を上回るようになったらスタンダードプラン、という切り替え方がわかりやすいです。
STORESのスタンダードプラン|まとめて使うほどお得に
STORESには、決済・POSレジ・ネットショップ・予約システムをまとめて使える「スタンダードプラン」があります。月額3,300円(税込・年間契約。月額契約は3,960円税込)で、店舗ごとの契約です。
スタンダードプランにすると、次のように変わります。
- 対面クレジットカードの手数料が2.48% → 1.98%(Visa/Mastercard)
- 決済端末が年間契約で1台無償貸出(解約時に返却)
- POSレジ・ネットショップの機能がすべて利用可能に(ネットショップとの在庫連携もここから)
- ネットショップの決済手数料が5.5%〜 → 3.6%〜
- 予約システムは一部の有料機能(POSレジ連携・広告非表示・メルマガ機能)が使えるようになる
ここで気をつけたいのが予約システムです。スタンダードプランに含まれるのは予約の「一部の有料機能」で、月間予約件数50件という上限が外れるわけではありません。予約件数を増やしたい場合は、STORES 予約側の有料プラン(スモール以上)が別途必要になります。
「決済も予約もレジもネットショップも、全部まとめて1つのブランドで揃えたい」というサロンオーナーにとっては、月額3,300円で決済料率まで下がるスタンダードプランが基準になる選択肢です。
STORESだけでサロン開業はできる?
カバーできること
- キャッシュレス決済の受付(クレジットカード・電子マネー・QRコード)
- POSレジ(会計・売上管理・顧客管理)
- ネット予約の受付・管理
- 店販商品のオンライン販売
- 売上・在庫・顧客データの管理(在庫連携はスタンダードプラン)
カバーできないこと
- ホームページの作成(ペライチやWixなど別サービスが必要)
- 会計ソフト・確定申告(freeeやマネーフォワードなど別サービスが必要。ネットショップ側には会計ソフト連携が用意されています)
- サロン専用のカルテ管理(施術写真・薬剤履歴など)
- SNS運用・集客
つまり、「お店の中のオペレーション」はSTORESだけでほぼ完結できます。「お店の外の集客・情報発信」には別のサービスが必要ですが、開業時に最低限必要なツールとしてはSTORESで十分カバーできると言えるでしょう。
開業前にそろえるものを一通り確認したい方は、美容室開業に必要なもの完全チェックリストもあわせてどうぞ。
STORESのメリット・デメリットまとめ
メリット
- 4つのサービスが1ブランドで揃い、契約先も問い合わせ先も1社で済む
- すべてフリープラン(0円)で始められる
- 対面クレジットカードの手数料が業界最安水準(スタンダードで1.98%)
- ネットショップまでカバーできる(店販商品の販売チャネル)
- 決済端末だけで会計が完結するモードがあり、レジと分けて使える
デメリット
- STORES レジはAndroid端末に未対応(iPad・iPhoneのみ)
- 電子マネー・QRコードは3.24%で、クレジットカードほど安くない
- 導入までに最短4営業日かかる
- 手動入金では、1回の入金額が10万円未満だと振込手数料200円(税込)がかかる
- 各サービスの管理画面・アプリが分かれている
SquareとSTORES、どっちがいい?

| 比較ポイント | Square | STORES |
|---|---|---|
| 対面クレジットカード手数料 | 2.5%〜(条件あり) | 2.48%(フリー)/ 1.98%(スタンダード・Visa/Mastercard) |
| 電子マネー・QRコード | 対面2.5%〜に含む | 3.24%(プラン共通) |
| 月額固定費 | 0円 | 0円(フリー)/ 3,300円 税込(スタンダード) |
| 入金スピード | 三井住友・みずほは翌営業日/その他は毎週金曜 | 最短翌々日(手動入金は振込依頼が必要) |
| 導入スピード | 最短でアカウント作成当日 | 申し込みから最短4営業日 |
| 対応端末 | Android端末・iOS端末の両方 | 専用の決済端末(POSレジはiPad・iPhoneのみ) |
| ネットショップ | あり | あり(フリー5.5%〜/スタンダード3.6%〜) |
| 分割払い | 公式サイト参照 | 2回払い・リボ払いに対応(一部制限あり) |
※2026年8月時点の公式サイトの情報です。Squareの2.5%〜は年間キャッシュレス決済額3,000万円未満・主要カードブランドの対面決済が条件で、それ以外は3.25%〜またはカスタム料率になります。
入金の早さ・導入の手軽さ・Android対応ならSquare、クレジットカードのコストとネットショップ連携ならSTORESが有利です。電子マネーの料率で選ぶと判断を誤りやすいので、まずはクレジットカードの料率と適用条件で比べてみてください。
まとめ|STORESは「全部まとめたい」サロンに最適
STORESは、決済・レジ・予約・ネットショップを1つのブランドで統一できる、サロン開業に心強いサービスです。
特に次のような方には合いやすい選択肢です。
- カード払いのお客さまが多い(スタンダードプランの1.98%が効いてくる)
- 店販商品をネットでも売りたい(ネットショップまで同じブランドで完結する)
- 契約先を増やしたくない(問い合わせ先が1社にまとまる)
逆に、Android端末でPOSレジを使いたい方、電子マネーの料率を下げたい方には向きません。そこは正直にお伝えしておきます。
4つのサービスにはすべてフリープラン(0円)があるので、まずは無料で始めて、決済額や予約数が増えてきたらスタンダードプランや予約の有料プランに切り替えていくのが、失敗しにくい進め方です。
STORESに無料でアカウントを作る(4サービスともフリープランは月額0円)
STORES公式サイトはこちら
↓↓↓↓↓↓↓
STORES
かんたん無料でネットショップを作るならSTORES








