「POSレジを調べていたら、スマレジとSTORESレジの2つに絞れた。でも、ここからどう決めればいいの?」
どちらも無料から始められる人気のPOSレジなので、迷うのは当然です。ただ、この2つは出身も得意分野もかなり違うサービス。自分のお店のやりたいことと照らし合わせれば、答えは意外とスッキリ出ます。
この記事では、スマレジとSTORESレジを料金・機能・連携の軸で比較し、個人サロンや小さなお店のタイプ別にどちらが合うかを整理しました。
両サービスはどんなPOSレジ?
スマレジとは
株式会社スマレジが提供するクラウド型POSレジです。iPadを軸にした業務用設計で、無料プランから始めて、事業の成長にあわせて顧客管理・売上分析・在庫管理などの本格機能を解放していける「段階的に育てるレジ」。サロン・小売・飲食まで幅広い導入実績があります。
STORESレジとは
STORES株式会社が提供するPOSレジアプリです。ネットショップ作成サービスから発展したSTORESブランドの一員で、ネットショップ・予約・キャッシュレス決済とレジを1つのアカウントで運用できるのが最大の特徴。ECと実店舗をまたいだ物販に強みがあります。
ひとことで言うと、「レジとしての本格機能を極めるスマレジ」と「ネットショップまで含めた一気通貫のSTORESレジ」という性格の違いです。
比較表【2026年7月時点】
| 比較項目 | スマレジ | STORESレジ |
|---|---|---|
| 月額料金 | 無料プランあり(有料プランは月3,300円台から) | 無料から(一部機能は有料) |
| 対応端末 | iPad / iPhone(iOS) | iOS / Android両対応 |
| 顧客管理・売上分析 | 有料プランで本格対応 | 基本機能 |
| ネットショップ連携 | 控えめ | STORESネットショップと在庫一元管理 |
| 予約システム連携 | 別サービスとの組み合わせ | STORES予約と連携 |
| 決済 | スマレジ・PAYMENT等を別契約 | STORES決済と連携 |
| こんな方に | 顧客管理・分析を本格運用したい | 物販・ECもまとめて運用したい |
※料金・機能は改定されることがあります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
スマレジの詳細

メリット
- 無料のスタンダードプランから段階的に拡張できる。開業初期は無料で始めて、スタッフ雇用や顧客管理が必要になったタイミングで有料プランへ上げられます
- 顧客管理・売上分析が強い。顧客別の来店履歴、時間帯別・スタッフ別の売上分析など、「経営を見える化する道具」としての設計が手厚いです
- 業種別の導入事例が豊富。サロン・美容業態のノウハウが蓄積されています
デメリット・注意点
- iPad(iOS)中心の運用で、Androidタブレットでは使えません
- 本格運用には有料プラン(プレミアム以上)が事実上必須です
- 決済は別契約が必要で、レジ料金とは別枠でコストを見積もる必要があります
サロンでの活用シーン
たとえば美容室の場合、プレミアムプラン以上を使えば、お客さまの前回施術メニュー・使用薬剤・来店周期を顧客ごとに記録できます。「前回いつ来て、何をしたか」がレジの画面で確認できるので、紙のカルテを探す手間がなくなります。
さらに、時間帯別の来客数や曜日別の売上推移をグラフで確認できるため、「水曜の午後は空いているから割引キャンペーンを打とう」といった判断を感覚ではなく数字で行えるようになります。開業してすぐは無料プランで十分ですが、顧客が増えてきたタイミングで有料プランに切り替えると、こうした分析機能が一気に使えるようになります。
料金プランの詳しい内訳はスマレジの料金プラン完全解説、サロンでの使い勝手はスマレジは美容室で使える?をご覧ください。
スマレジは無料の資料請求とオンライン相談があるので、「自分の店だと月いくらになるか」を確認してから決められます。
スマレジ公式サイトはこちら
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STORESレジの詳細
メリット
- 月額0円から始められて、iOS・Android両対応。手持ちのスマホ・タブレットをそのままレジにできます
- ネットショップ・予約・決済との一気通貫運用。STORESブランドで揃えると、店頭とオンラインの売上・在庫がひとつの管理画面にまとまります
- 物販・在庫管理に強い。店販商品をECでも売りたいサロンとの相性は抜群です
デメリット・注意点
- 顧客管理や高度な売上分析は、スマレジの有料プランに一歩譲ります
- 機能をフル活用するには、決済・ネットショップなど複数サービスの契約が必要です
- 一部機能は有料プランでの提供です
店販×EC連動の活用シーン
たとえばネイルサロンで店頭販売しているハンドクリームやネイルオイルを、STORESのネットショップでも同時に販売するケースを考えてみてください。STORESレジとネットショップを連携させると、店頭で1個売れればネットショップの在庫数も自動で1個減ります。「店頭で売れたのにECでも注文が入って在庫切れ」という事故を防げるのが、一気通貫運用の実力です。
施術後に「次のケアにはこれがおすすめですよ」と紹介した商品を、お客さまが帰宅後にネットショップで注文する――そんな導線がひとつのアカウントで完結します。物販の売上比率を伸ばしたい方には見逃せないポイントです。
STORESレジ単体の詳しいレビューはSTORESレジは美容室で使える?にまとめています。
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タイプ別おすすめ
顧客カルテ・リピート分析を本格運用したい → スマレジ
美容室やエステのように「顧客ごとの履歴が命」の業態で、リピート対策を数字で回したいなら、顧客管理・売上分析が強いスマレジが向いています。スタッフを雇う予定がある方も、スタッフ別売上が見られるスマレジが便利です。「前回の来店から3ヶ月以上経ったお客さまのリスト」を抽出して再来店を促すといった施策も、スマレジの顧客管理があれば仕組みとして回せます。
物販・ネットショップも展開したい → STORESレジ
店販商品のオンライン販売や、ECと店頭の在庫一元管理をしたいなら、STORESレジ一択に近い選択です。ネットショップが本業出身のSTORESならではの強みです。施術後に紹介した商品をお客さまが自宅からネット注文できる導線も、追加の開発なしで作れます。
Android端末で運用したい → STORESレジ
手持ちのAndroidタブレット・スマホを使いたい方は、iOS専用のスマレジは選択肢から外れます。開業直後で初期費用を抑えたい方にとって、手元の端末をそのまま活用できるのは大きなメリットです。iPadの新規購入費用を内装や備品など別の開業資金に回せます。
将来の多店舗展開を見据えている → スマレジ
2号店の展開や本格的な在庫・予算管理まで視野に入れるなら、上位プランで拡張できるスマレジが長く付き合えます。店舗間の在庫移動管理や全店舗の売上を一画面で横並び比較する機能など、事業が成長してもレジを入れ替えずにそのまま拡張できる設計です。
そもそもの「サロンに必要なPOSレジの選び方」から整理したい方は、サロン向けPOSレジの選び方ガイドもあわせてどうぞ。
よくある質問

Q. どちらも本当に無料で使えますか?
A. どちらも無料プランがあります。ただし、スマレジの顧客管理・売上分析などの本格機能は有料プラン、STORESレジも一部機能は有料です。無料の範囲で足りるかは事業規模によります。
Q. キャッシュレス決済の手数料はどちらが安いですか?
A. スマレジはスマレジ・PAYMENT等の決済サービスを別契約する形で、STORESレジはSTORES決済と連携します。手数料は決済方法や条件で変わるため、最新の料率を各公式サイトで確認して比較するのが確実です。
Q. 途中で乗り換えられますか?
A. 可能ですが、商品マスタの再登録や売上データの引き継ぎに手間がかかります。どちらも無料で試せるので、開業前に両方触って決めるのがおすすめです。
Q. 機械が苦手でも設定できますか?
A. どちらもスマホアプリの感覚で設定できます。スマレジはオンライン相談やショールームで導入サポートを受けられるので、不安な方は相談してから決めると安心です。
Q. 導入にかかる初期費用はどのくらいですか?
A. どちらもアプリ自体は無料でダウンロードできます。ハードウェアとしては、レジに使うiPadやタブレット、必要に応じてレシートプリンター・キャッシュドロー等の周辺機器が主な初期費用です(2026年7月時点で、iPadは新品で数万円程度から)。スマレジはショールームで実機を試せるので、「何を買い揃えればいいか」の相談も含めて事前に確認しておくのがおすすめです。
まとめ
スマレジとSTORESレジの選び分けは、次の3点に集約されます。
- 顧客管理・売上分析・多店舗展開を重視するならスマレジ
- 物販・ネットショップとの一体運用を重視するならSTORESレジ
- どちらも無料から始められるので、迷ったら両方試してから決める
POSレジは毎日使う商売道具です。料金表の比較だけで決めず、「自分のお店が1年後にどうなっていたいか」から逆算して選んでみてください。
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