確定申告ソフトを選ぶとき、機能はもちろん大事ですが、毎年かかる料金も無視できないポイントです。会計ソフトは一度使い始めると長く使い続けるため、年間数千円の差が積み重なると、地味に効いてきます。
この記事では、これから確定申告ソフトを選ぶ個人サロン・教室オーナーやフリーランスの方に向けて、定番3社——freee会計・弥生(やよいの青色申告オンライン)・マネーフォワード——の料金を、初年度・2年目以降に分けて比較します。「結局いくらかかるの?」「いちばんコストを抑えられるのはどれ?」という疑問に、損をしない選び方の基準を示しながら答えます。
確定申告ソフトの料金は「初年度」と「2年目以降」で見る
会計ソフトの料金を比べるときの落とし穴が、初年度の割引価格だけで判断してしまうことです。多くのソフトは初年度無料や初年度割引のキャンペーンを用意していますが、本当に効いてくるのは2年目以降の通常料金です。
確定申告ソフトは「1年だけ使って終わり」ではなく、毎年の確定申告のたびに使うもの。だからこそ、継続利用を前提に2年目以降のコストで比較するのが、後悔しない選び方です。
料金を左右する3つの要素
1. プランのグレード
どのソフトも、サポートの範囲や機能で複数プランに分かれています。確定申告に必要な基本機能だけなら最安プラン、サポートや自動化を求めるなら上位プランになります。
2. 支払い方法(年払い・月払い)
年払いにすると月払いより割安になるソフトが多いです。継続前提なら年払いがお得になりやすい傾向です。
3. サポートの有無
電話・チャット・業務相談などのサポートを付けるかどうかで料金が変わります。「自力で進められるか」「人に聞きたいか」で必要なプランが決まります。
料金比較表(2026年6月時点・個人事業主向け)
| ソフト | 初年度 | 2年目以降の目安(年額) | 最安プランのサポート |
|---|---|---|---|
| やよいの青色申告オンライン | セルフプラン初年度無料 | セルフ 年8,000円台〜 | サポートなし(上位でサポート付) |
| freee会計 | 無料お試し期間あり | スターター 月1,000円台前半〜 | チャット中心 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 | 1ヶ月程度の無料お試し | パーソナル 年1万円台〜 | メール・チャット中心 |
※料金はキャンペーンや改定で変動します。最新の正確な金額は各公式サイトで必ずご確認ください。
初年度のコストを最優先するなら、セルフプランが初年度無料になる弥生が頭ひとつ抜けています。 一方、2年目以降も含めたトータルや、自動化・サポートの価値まで含めると、評価は変わってきます。
各ソフトの料金と特徴
やよいの青色申告オンライン(弥生)
初年度無料(セルフプラン)が最大の強み。 2年目以降もセルフプランなら年8,000円台〜と、最安帯です。電話サポートや業務相談が欲しい場合はベーシック・トータルプランへ上がりますが、その分料金も上がります。
- セルフプラン: 初年度無料 / 2年目〜 年8,000円台〜
- ベーシックプラン: 年13,000円台前後(操作サポート付き)
- トータルプラン: 年23,000円台前後(業務相談付き)
「とにかく初年度のコストを抑えたい」「まず1年試したい」方に向いています。
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freee会計
簿記の知識ゼロでも使える自動化が強み。 料金は月額制で、個人向けスターターは月1,000円台前半〜。レシート自動読み取りやチャットサポートが欲しいならスタンダードへ。料金は3社の中ではやや高めですが、その分「経理にかける時間」を大きく減らせるのが価値です。
- スターター: 月1,000円台前半(年払い相当)
- スタンダード: 月2,000円台(レシート読み取り・チャットサポート)
- プレミアム: 月3,000円台後半(電話サポート・税務調査サポート)
「料金より、経理の手間を減らすことを優先したい」方に向いています。
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マネーフォワード クラウド確定申告
連携範囲の広さとリーズナブルな料金のバランスが強み。 個人向けパーソナルは年1万円台〜で、月払いも選べます。複数の銀行・カードを連携して自動化したい方に向いています。
- パーソナルミニ: 年1万円弱(機能を絞った入門プラン)
- パーソナル: 年1万円台(標準プラン)
- パーソナルプラス: 年3万円台(電話サポート付き)
「コストを抑えつつ、複数口座をまとめて自動化したい」方に向いています。
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無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告
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タイプ別おすすめ(料金重視の視点)
初年度のコストを最優先 → 弥生
セルフプランの初年度無料は、開業初年度の出費を1円でも抑えたい方に最適です。2年目以降も最安帯をキープできます。
経理の時間を減らすことを優先 → freee
料金はやや高めでも、自動化で浮く時間を時給換算すれば十分元が取れる、という考え方ができる方に向いています。
コストと自動化のバランス → マネーフォワード
リーズナブルな料金と広い連携の両立。複数口座を使う方ほどコストパフォーマンスを感じやすいです。
よくある質問
Q. 結局いちばん安いのはどれ?
A. 初年度なら弥生のセルフプラン(無料)、2年目以降の最安帯も弥生セルフです。ただし「サポートなし」が前提なので、サポートまで含めると評価は変わります。
Q. 無料ソフトで確定申告はできない?
A. 完全無料の会計ソフトもありますが、サポートや自動化、法改正対応に不安が残ることがあります。年数千円で安心を買う、と考えると有料ソフトのメリットは大きいです。
Q. 料金以外で重視すべき点は?
A. 「簿記の知識が必要か」「自動化の幅」「サポート体制」です。料金が近い場合は、これらの使い勝手で選ぶのがおすすめです。詳しくは会計ソフト3選もご覧ください。
Q. 途中でソフトを乗り換えると損?
A. データ移行に手間がかかるため、頻繁な乗り換えは非効率です。最初に無料期間でしっかり試して決めるのが、結果的にいちばん安く済みます。
まとめ
確定申告ソフトの料金は、初年度の割引だけでなく2年目以降の通常料金で比較するのが鉄則です。
- 初年度・継続コストを最優先 → 弥生(セルフプラン初年度無料)
- 経理の時間短縮を優先 → freee会計
- コストと自動化のバランス → マネーフォワード
3社とも無料で試せるので、料金表だけで決めず、実際に触って自分の運用に合うかを確かめてから選びましょう。年数千円の差より、「毎年ストレスなく確定申告を終えられるか」のほうが、結局は大きな価値になります。
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